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さて、その他のデザイナーの話はどうなったのか?との声も聞こえて来そうな勢いですが、僕が初めてデザイナーらしきジュエリーデザイナーと出会ったのは当然GIAと言う事に成りますが、学校の講師兼デザイナーと言う肩書きの人達で有り、アメリカで活動する人達だったので、これらを省きますと独立して1年目位の事でした。
当然個人情報に値する様な事は書けませんが、その人は女性ですらりとしたべっぴんさんで(※まさかココ読んでないだろうな…)東京の某専門学校にてジュエリーデザインを学び関西にて活動をされている人でした。で、色々とその時に話をしたのですが、学校を卒業してからは関西の真珠系のメーカーに就職してデザイン系の仕事(※製品を企画したり発注するなどの仕事かな?)に就いた後に独立して、とある巨大組織(※と言えばアレしかないわな)のコンペを経て契約デザイナーに成ったそうです。
で、その巨大組織との契約内容を聞くと「一年契約の契約金が¥120万円」だったそうです。で「へー流石に○○○○だね〜え」なんて僕が言うと「だけども1デザインで1〜2万円との契約で一年間に貰ったデザイン料が¥12万円でした。。。」なんて聞いてちょっとずっこけました。まあ別の見方をすると「ほとんど仕事らしい仕事をせずに¥120万円も貰えたのだから美味しい話では?」なんて思えますが、実際問題として一人の独立した社会人が年収¥132万円ではかなり苦しい状況だとは思います。
つまりこの辺りがジュエリーデザイナーと言う職種の難しい所で、別にその人のデザイン能力に大きな問題が有ったとは僕は思いませんが、その人がデザインしたモノが売れない(※ヒットしない)と成ると使う側にも使う理由が見いだせ無いし、次の仕事も来ないなんて結果に陥り安い側面が有ると言う事ですね(※恐らく…)。で当然生活が苦しく成ったその人は独自で顧客を開拓して「デザインから販売までを一貫して行う事により収入を確保する」と言う作戦に出たみたいで、これはこれで別の才覚を必要とする事ですが「デザインを続ける為に活動をするのか?収入を確保する為にデザインと言うツールを使って販売をするのか?」の間にはジュエリーデザイナーの有りようとしては大きな隔たりが有るのでは?と僕は思います(※難しい問題ですが…)。
とまあ平たく言ってしまえば「デザイン画を書く事だけで生活出来るジュエリーデザイナーは国内に存在しない」なんて事実と突き当たる訳で、もちろん会社や組織に属するデザイナーと呼ばれる人達の中には、そんな人もいるのかも知れませんが会社や組織に所属する以上は、それ以外の仕事もやらされるケースが多いと聞きますし(※展示会の手伝いとか雑用や事務的な仕事)サラリーマン的な報酬だとデザインに対する報酬とは言えないのかもしれません。また海外で活動する日本人ジュエリーデザイナーでデザインのみで飯の食える人もいるとの事ですが、それらのケースはレアーで有り、現実的には国内でジュエリーデザインだけでやって行けている人は極々少数だと思われます。
しかし、ジュエリーデザイナーが販売を手がけて悪いなどと言う法も無く現実に僕などは「ジュエリーデザインは商談や制作を円滑に行う為のツールで有る」と合理的に考えておりますし、考え方や、やり方は人それぞれだと言えますが、ここでは世間一般に言う所の「ジュエリーデザイナー」と現存するそれとの間には多少の隔たりが有る事を理解していただけるとよろしいかと。。
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